年頭にあたって

去年の8月以来のプログとなってしまいました。

年明けからコロナ感染症の第6波が来襲、今年も人材紹介事業者にとっては厳しい年になりそうです。2015年以降2019年まで、転職者は毎年8万人から22万人の増加となっていましたが、2020年の転職者は319万人で前年比32万人の減少となりました。2021年に入っても傾向は変わらず、9月まで前年比39.7万人の減少となっています。原因は「コロナ禍」によるものです。「コロナ禍」は、従来のビジネスの在り方を変え、働き方を変え、人生の価値観まで変える大きな影響をもたらしつつあります。世界経済の発展は私たちのQOLの質を飛躍的に高めてくれました。民族とか国とかイデオロギーを超え、世界中の人々の貧困を無くし、より良い生活を得る事ができるという確信が、自由主義経済の発展を支えてくれていたはずです。然しながら、「コロナ禍」が自由主義経済の発展を阻害し地政学的なリスクまで浮き彫りにしてくれました。地球的規模の大枠の中ではさまざまな制約が必要であるにせよ、世界平和そして自由主義経済こそが人類の存続を担保してくれるものだと思います。

経営者の方は防御一辺倒の現状を早く脱し、社会の中で何をする組織なのか、何を期待されているのかを今一度よく考え、勇気を出して前に進んで頂きたいと思います。

転職者の増加が、組織を、経済を、社会をより良いものにしてくれると思っています。

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