経営者に望む事

金融機関に入社して約20年海外勤務をされ、国内でも海外に関係する本部で活躍された方と、入社以来ずっと国内の本部や現場で活躍された方のお話をお伺いしました。

国際派の方は、ご家族も海外に居住されており、どんな事にもポジティブで視野が広く軽快なお話をお聞きする事ができました。国内派の方からは、バランス感覚を磨きながら本部内外の厳しい競争を生き抜いてきたという自信が感じられました。

お二人には何とも言えない魅力があり、キャリアと人柄からしてどんな企業でも必要とされる人財なのではないかと思いました。

国際派の方には、海外の拠点と国内本部の調整役としてアドバイザー的なポストが、マルドメ派の方には、中小企業かスタートアップ企業の社長の指南役または参謀役的なポストが適任ではないかとご説明しました。

問題は、求人企業がそのポストの価値を理解していない事にあります。あるいは、解っていてもそれを声に出せないか、優先順位が下位と考えているか、いづれにしても「トップとして参謀役が必要」と言えないのが現実です。企業は、コーポレートガバナンスの強化に時間とお金を使っていますが、それと同様に経営者には有能な指南役や参謀、アドバイザーが必要なはずです。彼ら(彼女ら)を得た経営者は、今以上に素晴らしい企業をつくってくれるはずと思っています。

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