60歳を超えた転職

去年8月の本欄でも書きましたが、60歳以後の転職はつくづく難しいなーと感じています。

企業からは、「60歳で役職定年を迎えた社員がいて、どの部署で働いてもらったら良いのか悩んでいる。同じような年齢層の人を中途採用する大義名分が見つけられない。すぐ営業で成果を出す人ならば社内の納得性も得られるが、公的資格も無いのに管理部門等に入れるのは社内に波紋を広げるだけ」というような内部の話も聞こえてきます。

確かに一理あります。が、60過ぎの社員は退職するまで無難に働いていれば良いのでしょうか。 それこそ、生産性の低下を招く原因となるのではないでしょうか。今までの経験を踏まえて新たな分野に異動するとか、同年代の中途採用者と一緒に課題の解決をして頂くとか、活躍できる場面をつくる事により会社業績にも貢献して頂けるのではないでしょうか。

三人寄れば文殊の知恵と言います。もし、違う企業の違う環境の中で働いてきた3人が寄れば「たぐいまれな知恵以上のもの」が生まれるかもしれません。

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